なぜパネマジはなくならないのか?

みなさんは、コメント欄を読んでいるだろうか?読んでいない方は、当ブログの最初の記事からコメントをひとつずつ読んでみてほしい。どこかの記事のコメント欄に、「プロフィールでは24歳になっている50歳の嬢を引いた」と書かれている。当ブログの古くからの読者で、時々連絡を取り合っている方のコメントだ。

私はそのコメントよりも、もう少し詳しい話をその読者から聞いている。もちろん、免許証で確認したわけではないから、50代というのは推測の話である。しかし、その読者も40代の男性。女性の年齢が分からない年ではない。「手の皺が40代のそれではなかった」そうだ。

50代には突入していなかったとしても、四捨五入すれば50歳になるぐらいの年齢なのだろう。

じっくりと考えてほしい。

Photo credit: Tucia via VisualHunt.com / CC BY

24歳が50歳でっせ?

ダブルスコアじゃないか。

我々にとって具合が悪いことに、この店、熟女店ではない。普通に若い女の子たちに紛れて、そのお方の写真が並んでいる。写メ日記もやっているが、絵文字が駆使されている。「ロウション変えてみたよ」とか「ソウプのお仕事」みたいなカタカナを使ってくれていたらヒントにもなろうが、それもない。彼女の文面から年齢を推測するのは不可能だ。

更に怖いことに、格安店でもない。高級店ではないが、そこそこの料金を取る店だ。60分コースもない。評判のいいビジネスパーソンも何人かいる(もしくは最近までいた)。

吉原年齢、写真修正、W60が実はウェイト60Kg・・・なぜ、こういうことがなくならないのだろう?普通の感覚からすると、50歳を24歳と偽るビジネスが長続きするとはとても思えない。それでも、その店は今日も営業をしている。

「(店が)バカだから」と言うのは簡単である。しかし、理解できない事象を十把一絡げに「バカだから」で片付けてしまうのも、やはりウスラバカのやる行為である。

そこで今回は、なぜ過剰なパネマジをするソープ店がなくならないのか、いくつか仮説を立ててみた。仮説を立てただけでは物事は改善されない。それでも、利用する側にしても、利用される側にしても、誰かの意識をほんの少しだけでも動かせたなら、と思う。なお、本記事では便宜的に写真修正も吉原年齢もスリーサイズ詐称も「パネマジ」と言うことにする。

仮説1. なんだかんだ言ってパネマジをやった方が儲かる

減っているとはいっても、日本の成人男性の人口は5千万人以上。それに対してソープ店の全国の総数は1200程度らしい(警察が公開している情報)。ちなみに、デリヘル・ホテヘルは登録されている店だけで1万7千店を超える。ソープの場合、全国に散らばっているのではなく、特定の地域(いわゆるソープ街)にしかない。

数の少なさ、場所が離れている、料金が高い等の理由で、定期的にソープに通う人は男性総人口からすればマイノリティーに分類されるのだろう。要するに、一見(いちげん)さん、準一見さんが多いということだ。

一見客が多いとすると、リピーターを増やすことよりも、より多くの一見客を集客することに努力を払う方が有益と考えるのは、戦略としては悪くなさそうだ。その結果、客の信頼はそっちのけでパネマジを全開させ、客を呼び込む。「こんな店、二度と来るか!」と客が思ってもどうってことない。すぐに次の一見さんが来る。こうしてその店は益々パネマジの高度化に精を出し、パネマジのスパイラルをぐるぐる回っていく。

それと女性のレベルの問題がある。パネマジがない世界を想像してほしい。Webや店の写真、年齢、スリーサイズはすべて真実をありのままに伝えている。何が起こるだろう?好みは人それぞれとは言っても、限られた一部のビジネスパーソンに人気が集中するだろう。

しかし、彼女たちの時間は限られている。日の出から午前0時まで毎日働くわけではない。彼女たちの予約を取れなかった男たちはどうするか?彼らはあるライン以上までは妥協し、別のビジネスパーソンを選ぶだろう。恐らく、そのラインを超えると別のお金の使い方(我慢する、他の店、デリヘル、出会い系、etc)を考えるはずだ。

こうして、まったく客が来ないビジネスパーソンのグループができあがる。一部で需要過多が起こり、逆側の一部で供給過多が起こることになる。

数十人の在籍をすべて容姿端麗、すばらしいプロポーションの女性で揃えるのは現実的ではない。仙道敦子が50人いるソープ店が今まであっただろうか?だから、パネマジのない世界では、この不均等が必ず発生することになる。「あの店、信用しているから行かない」という状況が生まれ、店の回転率は悪くなる。パネマジはその不均等を是正するマジックというわけだ。

一見さんが多い、いい女ばかりが在籍するわけではない。そういった理由で、パネマジをした方が中長期的にも断然儲かる、というのが第一の仮説だ。

仮説2. 単純に間違っている

これは「パネマジ=間違い」という前提に立った仮説だ。パネマジをするのは、目先の利益を求めているのではなく、それが長期的に見ても店を継続させる最良の方法だからと信じてやっているというのが第二の仮説だ。

彼らはやる気がないわけではない。人並みならぬ熱意がある。真面目だ。努力もする。真摯に、切に店の継続と発展を願っている。だからパネマジをする。

人は間違うものだ。1人でも集団でも間違える。他の誰がどう見ても、状況を悪化させるとしか思えない行為を、当事者は状況を改善させる行為と信じてやってしまう。こんな間違いを我々は自ら犯し、また我々の周りも間違いだらけだ。

市の名前を「南セントレア市」にしようとしたり、細川ふみえに「だっこしてチョ」などという気持ちわりぃ歌を歌わせてCDとして販売したり(それを20年後に名曲だと主張したり)・・・トチ狂った行為にしか思えないことを、当人たちは正しいと信じてやってしまうのだ。

「南セントレア」という市名にすれば、市民の永遠の幸せが保証され、いかなる社会問題にも無縁な自治体ができあがると彼らは真剣に考えていた。南セントレア市民のために。「だっこしてチョ」の関係者は、レコード大賞は当たり前、トリプルミリオンも間違いなく、グラミー賞も射程距離内、アニメ化、映画化、ゲーム化、プラモデル化のオファーも年内にあるだろう、そんなことを想定していた。

ちなみに「南セントレア市」の同類で「南アルプス市」という事例があり、こちらの試みは成功している。民主主義の体(てい)をとりつつ、お偉い人が風呂場で孫に決めさせたのだろうと私は睨んでいる。

自治体の議員やレコード会社の連中だって間違いを犯すのだ。風俗店の専売特許ではない。頭の良い悪いではないのだろう。この仮説は、もし正しいとすると、他の仮説よりも厄介と言える。間違えているのだから、当事者が自ら気付くことはありそうにない。経営者の世代交代が行われるのを待つしかないとういことになる。

仮説3. 習慣化している

慣れとは怖いもので、人間何にでも慣れてしまうものだ。南アルプス市の人々も「南アルプス市」という市名にすっかり慣れてしまった。彼らは海外に行って「I am from Minami-Alps」と言うべきか、「I am from Minami-Arupusu」と言うべきか迷う瞬間まで、そのこっ恥ずかしい市名に何の違和感も持たない。

パネマジ店も同じではないだろうか。最初は、戸惑いがあったのではないだろうか。「これやったらお客さん戻ってこなくなるよ」「彼女にW59はやりすぎじゃ・・・」当初はそういう議論が内部にあったかもしれないが、放ってけば慣れてくるものだ。慣れればじわじわと、しかしどんどんエスカレートする。他がやっているから自分の店もやる。みんなどんどんマネをしていく。先の読者が体験したのは、その結果というわけだ。

客側もパネマジに慣れている節がある。風俗通風情の「格安店だからだろwww」という指摘は掲示板の日常的な光景だ。「想定内のパネマジ」という表現もソープ客なら何度も見たことがあるだろう。これらの表現は、ある程度のパネマジは「仕方ないもの」として許容されていることを反映している。そのことに慣れた店は、更にパネマジを深化させる・・・

仮説4. 思想の問題

利益の追求ではなく、思想によりパネマジをするという仮設だ。ありそうにない仮設だが、これ以外に説明ができないようなパネマジを経験した方も少なくないだろう。

先に書いたように、パネマジをなくせば、客が付かなくなるビジネスパーソンが少なからず発生する。これを不平等かつ反革命的とする人々が、老いにも若きにも、太にも痩せにも、醜にも美にも客を平等に与えるためにパネマジという手段を使う、という仮説である。

夜は「毛なのに毛の少ないおっさん語録」を枕元に置き、朝目が覚めては律動体操に勤しむ。部下がミスをすれば、自己批判を命ずる‼︎パネマジは、そんな人々が考えた慈悲深い偉大な発明であり、階級闘争の継続そのものである。

ふざけていると思われるかもしれないが、これが正解なのではと思わせるようなパネマジが本当に存在するのだ。

21 件のコメント

  • ソープ好きさん
    コメントありがとうございました。
    その動画の関連動画にあった「マツコデラックスを痩せさせてみた」っていうのが面白かったです。この手の写真修正を揶揄する動画や画像はたくさんありますよね。
    >パネマジ店はこれからはやっていけないのではないかとの話
    本当にそうなるんですかね~。そうなったら、そうなったで、女性と店の数がガクッと減るような気もしますが。

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