案内部屋に座っていた僕の目の前を女の子が通り過ぎて、右斜め前方に座っていたおじさんと手をつないで部屋を出て行った。横顔しか見ていないけれど、僕のタイプではなかったから、「あの子じゃなくて良かった」と安心した。
ふぅーっと息をついていると、部屋のドアが開けられた。
僕の前に立ったのは、色の白い大人の女性だった。
「『さ〇か』です。よろしくお願いします」
彼女はそう言って、頭を下げてから座っている僕の手を取った。
「予約してくれてありがとうございます」
そんなことを言いながら、彼女は僕の指と指の間に指を挟んで階段を上がっていった。横に目をやると、軽くウェーブのかかった黒い髪が肩の上で揺れていた。
ソープ嬢
少なくともこの店にいる時間の彼女の肩書きだ。けれど、僕の隣を歩いている女性には、その言葉から響いてくる、ある種の陰は欠片も感じなかった。

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※写真は何となくのイメージです。ご本人でもなければ、似ているわけでもありません。
部屋に入ると、「さ〇か」さん(T156cm B84(D) W56 H86)は三つ指を突いて挨拶をした。
「働きはじめたばかりなんです。ソープは初めてで」
彼女はそう言った。
「僕もソープはそんなに経験はないんです」
僕は大嘘をついた。風俗には縁がない紳士と思われたかった。僕たちは少し会話をした。最初からわりと個人的な話もした。彼女には相手の心をオープンにさせるようなところがあった。
世間話が途切れ、僕たちは顔を見つめあった。
彼女は美しかった。白い肌にダークな髪。瞳はキラキラと潤んでいた。ワンピースから伸びた手足は細くて長い。年齢は25をちょっと越えたくらいか。暗黒面に堕ちる前の坂口杏里だったり、笑ったときはあの松岡茉優様だったりに似ている瞬間があった。
社会人経験があるのだろう。きちんとした話し方をして、清潔感と透明感がある。相手に合わせすぎず、しかし奇妙な自己主張や自慢話もしない。決して自分で話して自分で笑うようなことはしない。
「さ〇か」さんに会えば、会社員の男だったら、5人中3、4人はこう思うだろう。
ウチの部署で働いてほしい。
僕はそう思った。朝、「お早うございます」と言われたい。お局婆からいじめられているところを庇いたい。財布を片手に同僚とランチに行く彼女の尻を眺めながら、丸の内を歩きたい。
僕は「ソープルポライター・チナスキー」ではなく、普通の男・チナスキーになっていた。彼女はビジネスの女ではなく、たまたまそういうところに居た女性だった。僕たちは偶然、浴槽とベッドがある部屋に居合わせた男女だった。おや、これまた偶然、コンドームがタオルに挟まっている。
会話をしながら、彼女は服を脱がせていった。シャツの袖のボタンを外さずに、シャツを脱がそうとした。
「ごめんなさい、慣れていなくて」
「ちょ、ちょーかわいいと自分は思いました」
彼女は笑った。彼女は、組織に1人はいてほしい、笑うだけで空気を和ませる能力を持った人だった。話していて、楽しかった。「さ〇か」さんと話していると、夜遅く、ちょっといい感じの女性社員とオフィスで2人きりで話しているような気分になった。「ちょっとご飯でも食べに行こうか?」って言おう言おうと思いながら、時間が過ぎていく、あの青春っぽいやつだ。
すべてにおいて、吉原の特殊浴場は夜のオフィスよりもシンプルだった。だから、彼女は僕の腰にタオルをかけ、彼女は僕のパンティをはぎ取った。彼女はベッドに座る僕の前で膝で立ち、僕の目を覗き込みながらタオルの下に手を入れた。そしておちんちん指で触りつつ、会話を続けた。僕は意識の半分を会話に、残りの半分をおちんちんに集中させた。僕の海綿体は半分だけ血液で満たされていた。
「私の服も脱がせて。後ろにジッパーがあるの」
彼女が振り向いた。黒髪サーラサーラだった。言われたとおりに、ジッパーを下ろし、彼女のワンピースを脱がせた。すげー背中が綺麗だった。毎日眺めたいと思った。肩に手を当てると、少し冷たくて、柔らかい感触が指先に伝わった。
彼女は僕に好きなだけ背中を検分させた。振り向いてもらって、向き合った。お腹がまったく出ていない、見事なスタイルだった。でも、パイオツは大きくなかった。
早くえっちなことをしたい気持ちはあったけれど、彼女の雰囲気に引き込まれていた。もう少し、このちょっとした緊張の時間を延ばしたいとも思った。間近で会話をしていると幸せな気分になった。
多分、このままいけばキスするんだろうな。
と思った。
当たり前だ。ここをどこだと思っている、チナスキー?吉原の高級店なんだ。
「あの、歯を磨きたいのですが・・・」
紳士な自分を見せたいという見栄で、僕は歯磨きを申し出た。
「全然匂いしないから大丈夫。そのままがいい」
彼女は僕の申し出を却下した。目の前の天使様を抱きしめたいと思った。
僕たちは、どちらからともなくキスするモーションをとって、ゆっくりと顔を近づけた。彼女の、顔を傾けて僕の唇を受け入れる仕草におちんちんがビンときた。そっと唇が触れた。どこまで踏み込んでいいのか、試すような接触だった。唇が5mm離れて、もう一度触れ合う。3回目の接触で舌が触れた。舌先から、相手の舌先のあたたかさと柔らかさが伝わってきた。ソープって天国だよね。
舌と舌が触れ合い、僕は彼女を抱きしめた。その滑らかな背中の肌を確かめるように、背中を擦った。彼女はぐっと前に倒れかかってきて、身を僕に預けた。腕が僕の背中に回り、僕たちはしっかりと抱き合った。
半裸で抱き合う男女。10メートルくらい離れて見たら、なかなかの光景だったのかもしれない。でも、タオルの下ではおちんちんが完全に勃起していたし、僕は早く彼女のおっぱいとお尻が見たいと考えていた。
背中に回した手を緩めると、彼女は僕の腰の上のタオルを取り、フェラチオを始めた。おちんちんの亀の首辺りの匂いを気にしている僕は、「今日は先にシャワーを浴びよう」と決めていた。あの辺りは常に湿気があって、細菌ちゃんたちの快適な住まいなんだ。けれども、何も言えなかった。彼女の口の温かくて柔らかな感触が気持ち良くて、何も言えなかった。実際にとても丁寧なフェラチオだった。そうそう、この生ぬるい何かに包み込まれている感触。
フェラチオを続ける彼女の背中に手を伸ばして、ブラジャーのホックを取った。僕は彼女の両肩に手を置き、起き上がってもらった。大きさはCカップくらいだろう。どちらかと言えば、小さい方だ。でも、色が白くて、裾野が広くて、乳首がピンクでとても綺麗なおっぱいだった。僕がその乳首に吸い付きながら、下も脱がせた。
乳首を吸い続けていると、彼女ったら僕の膝に乗ってきた。おちんちんのすぐ目の前に、陰毛が小さい面積に整えられたオマンコがあった。彼女は僕の肩に腕を乗せて、乳首舐め放題の状態を作ってくれた。オマンコに指を触れたけれど、そこはドライだった。
彼女がベッドに横になり、僕が攻めた。全身に舌を走らせた。改めて綺麗な肌だと思った。お尻も綺麗だった。でも、オマンコは最期までドライだった。
1回戦目を終えると、僕たちはベッドに並んで、お茶を飲みながら会話をした。彼女はまだ新人だ。初めてのソープの仕事について聞いたら、怖いところだと思っていたけれど、想像していたよりも働きやすいと言っていた。でも、忙しいそうだ。
「いいことじゃないですか」
「そうなんだけどね。ときどき休憩したい時もあるの。でも変なお客さんがいなくてよかった」
僕は自分が変な客ではないことを確認したいという衝動にかられた。でも、絶対に気持ち悪がられるに決まってる。自分が変な客ではないことを祈って、その衝動をぐっとこらえた。
ドリンクを飲み終えると、風呂に入った。体は洗わずにそのまま入った。彼女も後に続いた。そこでも、のぼせるまで話した。彼女は実直に話しているように見えた。地に足がついていて、誠実そうな人柄を感じた。
風呂から出ると、僕はベッドに横になった。今度は彼女が攻めた。フェラチオをして、それから僕の足を持ち上げて・・・
え?そこも舐めてくれるのですか?
肛門を舐められた。風呂に入っただけで、洗っていないので準即Rimmingだった。限りなく長い時間舐められるように、僕は大きな声で喘いだ。彼女はそれに応えて、長い時間舌を動かしてくれた。仮想「同じ部署の部下の部下くらい」に肛門を舐められて声を出しちゃうなんて、うれし恥ずかしマジサイコーだった。
彼女のオマンコを触ると、そこはやっぱり乾いていた。自分の指を舐めて、そこに指を入れると、中が動いていた。温かかった。残り時間が少なかったので、我々は2回目のアレをすることにした。
乾いていることもあって、2回目なのに、完全に入るのに時間がかかった。奥まで入れて動くと、彼女は敷いてあったバスタオルをギュっと握り、背中を反らせた。大人の社会人らしい彼女は、アレの時は少し若くなったような可愛い表情を見せた。そのときは波多野結衣っぽく見えた。
顔を近づけると激しいキスをされた。僕が彼女の顔の前で舌を出すと、彼女も舌を出して迎えてくれた。言語道断にえっちだった。
興奮が高まっていき、彼女は「イクっ!」を連呼した。僕は腰の動き速めた。口の周りが唾液にまみれた。
腰ふりのピークで僕はDNAを射した。ゴム袋の中に液が流れた。抜こうとした瞬間、彼女は両足で僕の尻を押さえつけた。
「ねえ・・・まだ中で動いている・・・分かる?」
彼女は僕の目を見ながら、そう言った。そして足に力を入れ、僕の腰を締め付けた。最期の一滴まで出すと、僕は離れようとした。
「もう全部出た?」
「はい、全部出ました」
彼女は足を解いた。
ゴム袋を見て、「いっぱい出ましたね」と彼女は言った。ふとシーツを見ると、白い液のシミを見つけた。僕の白い液は袋に入ったままだ。彼女の股間を見させてもらうと、そこには白い液体が垂れていた。
なんじゃこりゃぁ!
ドライだったはずの彼女の股間は、ヌメヌメになっていた。ゴムの表面も濡れていた。中に白い液、外にも白い液。白い液を指先ですくって匂いをかいだ。無臭だった。
「恥ずかしいっ!」
と言って、彼女は僕の腕をつかんだ。そして、なぜかキスをされた。
セッションをおえて
この街に「さ〇か」さんよりも綺麗な人は、いる。多くはないけれど、ちょっとはいる。「さ〇か」さんよりもサービスのいい人は、もう少し多い。でも、あの絶妙な距離感、爽やかな雰囲気、透明感を持っている人は、ほとんどいないんじゃないかな。
この文章を書いていて、思い出した女性が2人いる。ひとりは、ハニーコレクションに在籍していた、彼女と同じ名前だった「さ〇か」さん。そして、もうひとりはダーリングハーバーで会った「れ〇み」さん。
人は何かと人を「~系」と分類したがる。でも、この3人はちょっと違う。「恋人系」とも「素人系」とも僅か5度だけ違う、3人だけの系統。それくらい印象に残っている。
もし、あなたがビジネスを感じさせないセッションを最良とするなら、彼女は最良のパートナーになりうると僕は思う。
ハニーコレクションの「さ〇か」さんとダーリングハーバーの「れ〇み」さんは、すぐに辞めてしまった。今回の「さ〇か」さんはどうなんだろう。
僕たちは、来るときと同じように手を繋いで階段を下りた。その時も、僕たちはビジネスの関係ではなく、たまたま居合わせた男女の仲だった。「お腹すきましたね。どこかでご飯を食べに行きましょうか?」と聞きたくなるくらいだった。
でも、結局すべては現実にリセットされた。
階段の下で待つフドウ氏(店員)が視界に入ったその瞬間に。
お店データ
場所:東京吉原
支払った総額:60,000円(割引利用)
フリー or 予約:予約
営業時間:9時~24時
入店時間:平日夕方入店
待ち時間:10分
混み具合:他に1人
5段階評価
総合満足度:5
費用対満足度:4
ボーイさん:評価なし(予約だったので)
女の子ルックス:5(清潔感と透明感あふれる美人)
スタイル:4(胸は小さめだけれど、スタイル抜群)
サービス:4(エロさは足りないけれど、雰囲気は5)
嬢の印象:自然体、柔らかな態度
写真とのギャップ:少なくともWebの写真とのギャップは感じない
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下の「り〇」さんも同じく「満足度5」だけれど、タイプがまったく違う。EXEは何人かお会いしたけれど、今回の「さ〇か」さんと「り〇」さんが飛び抜けて優秀だと思う。
チナスキーさん
さ◯かさんにお会いしてきました。
私が勝手にイメージを膨らませすぎたせいか、チナスキーさんの記事どうりの感想とはなりませんでしたが、とても清潔感のある姫さんでした。
貴重な情報を提供して頂きありがとうございました。
ワイフト・ピストンさん、ハードルを上げてしまったようで、申し訳ないです。別の方からも同じようなご感想がありました。後悔されていなければいいのですが・・・
チナスキーさん
後悔なんてしていません。楽しい時間を過ごすことが出来ました。私が自力でさ◯かさんに出会ってたら記事をアップして欲しいとお願いしていたと思います。
ワイフト・ピストンさん、お返事ありがとうございます。安心しました。この方は、ソープで働いているように見えなかったので、すぐ辞めるかなと思っていたのですが、頑張っておられるようで何より(?)です。
退店された様子。ご確認ください
なりさん、退店されていますね。情報ありがとうございました。